富山でデジカメセミナーを開催させていただきました!
富山の方々は熱い!熱い! 感動いたしました! 心から感謝申し上げます。
セミナーはいかがでしたでしょうか、またご感想などコメントいただければ幸いです。
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ところで、セミナー修了後に一部の方にはご説明させていただいたのですが、レンズの「ズーム」と「広角」「望遠」についてすべての方にお伝えできませんでしたので、ちょこっと「補講」させていただきます。
「コンパクトカメラ」でも、「一眼レフ」カメラでも、おそらくズームレンズがついていると思います。
レンズの表示はこんな感じです。(皆さんのカメラは数字が違うかもしれませんが、気にしないでください)
「ズーム」とは、上記のレンズの場合、写る範囲が28ミリ(広角・ワイド=広く写る)から70ミリ(望遠・テレ=遠くが写る)まで可変的に動かすことができることです。
で、この広角側(数字が小さい)で撮影した物と、望遠側(数字が大きい)で撮影した物では写り方が違うということを見ていきましょう。
これは私のカメラケースです。
上の写真は、ズームレンズの望遠側70ミリで撮影しています。
ケースの形が比較的素直に写っています。
(ケースとカメラの距離は遠いです)
こちらの写真は、ズームレンズの広角側28ミリで撮影しています。
形が強調されて、「手前がより大きく、奥がより小さく」写っています。
(ケースとカメラの距離は近いです)
どちらの写真も同じ環境で撮影しています。
つまり、同じ環境で撮影しても、広角側で近づいて撮影するのと、望遠側で離れて撮影するのとでは、写り方が違うということです。
これはどちらが良いか悪いかということではありません。
一番良くないことは「適当なとことでカメラを構えてズームで被写体の大きさを調整する」という撮影の仕方です。この撮影の仕方では、広角側での写り方と、望遠側での写り方を考慮した上での撮影ではないからです。「適当に写った写真」ということですね。
物の形をより強調したいなら、広角側
物の形を素直に撮影したいなら、望遠側
なのです。もちろん撮影するスペースの限界や撮影環境で限界があると思いますので、その中でズームリングを調整することは必要になると思います。(結局ズームで調整することになるのですが、できあがる写真の違いが見えていて調整するのと、全く考えずに便利という使い方でズームを調整するのとでは全く違う結果になります)
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もう一点、確認しておきましょう。
広角側と、望遠側での背景の写り方も違うということです。
望遠側では、背景はパテーションが写っていますが、広角側ではスタジオに置いてあるいろいろな物(左奥の段ボール箱や右奥のイーゼル)まで写ってしまっています。
もしもバック紙(背景に紙や布など)を用いる場合、広角側ではかなり広い面積が必要になってきます。逆に望遠側ならそんなに広い背景がいらないかもしれません。
また、ケースを置いているテーブルの形も全く違うように写っています。
また、外での人物撮影(モデルに服を着せたり・・・)なら、望遠側ではバックが少しぼやけ気味で人物が浮き立って見えますが、広角側では広い範囲のいろいろな風景が見えてきます。
ということで、便利なズームレンズですが、是非広角側と望遠側での写り方の違いを一度皆さん自身で実験(同じ物を近寄って広角側で撮るのと、離れて望遠側で撮影してみる事・できれば被写体が同じ大きさになるようにご自身が前後してみてください)していただいて、違いを理解していただいた上で、実際に撮影される際に、広角側で撮影するのか、望遠側で撮影するのかを決めて撮影していただきたいと思います。
なお、絞りの穴の大きさの違いによる、写り方の違いは「絞りの違いで、こんなに変わる」にアップしてありますので、是非御覧いただいて、撮影に生かしていただければと思います。
下記のコメントでご質問いただいた蛍光灯の写真です。参考にしてください。
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○M.K:先日セミナーを受講させていただきました、
とても、ためになるセミナーをありがとうございました。楽しかったです!
さっそく、先生に教えていただいたハレパネやトレーシングペーパーなどをそろえ始めました。ひとつ、メモし忘れたのですが蛍光灯は何ワットのものを使用しておられましたか?いま、TOSHIBA昼白色100V21Wが6つあります。これで、間に合うでしょうか?
教えていただけたら、助かります。
よろしくおねがいします。
投稿者: M.K | 2008年08月25日 17:35
○ヲバタ@講師:お問い合わせ有り難うございます。
私も全く同じ物を使用しております。
但し、蛍光灯も時間と共に古くなっていきますので、黒くなってきたら変えないといけません。
その場合、6個全て変えてくださいね〜
大丈夫だからと言って、1個ずつ変えていったら、照明の色が統一できないので、思い切って全て交換してください。
投稿者: ヲバタ@講師 | 2008年08月25日 17:50
○ゆの:先日 富山の講座を受講させて頂いた者です。
とっ~ても充実した一日でした。
異業種の方との交流も勉強になりました。
ありがとうございました。
私もトレーシングペーパーや、
ライト(ナショナルレフランプ300W)を用意しました。
お料理を撮る時ってレフ板は必要なことはありますか?
やはり白・黒・銀と用意したほうがいいですか?
よろしくお願いします。
投稿者: ゆの | 2008年08月28日 14:25
○ヲバタ@講師:ゆの さん
コメント有り難うございます。
実践されているようで、応援させていただきます。
さて、料理撮影での黒と銀レフですが、確かに余り出番はありません。
ですが、写り込みの激しい食器等に部屋の変わりに黒レフを写り込ませたり、どうしても前からの光が足りない場合に、銀レフでライトを反射させたりという使い方は出来ますので、有っても良いかもしれませんね。
一皿での撮影ですが、料理撮影の模様を「レフ板の作り方」の方へアップしておきます。ご参考になれば・・・・
http://www.takayaphoto.com/blog/2008/08/post_172.html
投稿者: ヲバタ@講師 | 2008年08月28日 15:24